今回はエリオット波動を学びたいと思っている方に向けて
他サイト様ではあまり解説されていない
エリオット波動の
基礎中の基礎について3つ厳選したので順に解説していきたいと思います!
OK!でも、そもそもエリオット波動って何?
エリオット波動は”株価変動の原理について体系的にまとめたもの”の事で今も研究が続けられている発展途上の理論なんだよ!
株価?FX用の理論だと思ってたよ!しかも発展途上なんだ…
株もFXも参加者の相場心理などを反映してチャートが作られているからFXにも当てはまる理論だよ!
ただし」、レバレッジをかけられるFXは株価指数のチャートと比べると綺麗な形になりづらいみたい
あと長期(数十年単位)になるほど当てはまりづらいっていう特徴もあるよ
ちなみに、発展途上というのは科学的に証明できないから。なぜ理論通り動くことがあるのかわからないし、そもそもすべてのチャートに当てはめることも難しいみたい。
それらの問題を解決するために研究者の皆様たちが頑張ってくれてるんだよ!
知らない事がたくさんだ…
そうだよね!
エリオット波動は幻想だ!というには当てはまる事例が多いし
チャートはすべてエリオット波動に沿って動いている!
というには当てはまらない事例も普通にあるっていう感じ
こういった背景もあってすごく難しい理論ではあるかな…
この記事はこちらの書籍とサイトを参考にして執筆しています
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本を読んで思いましたがすごく難しいです(笑)
しかし、著者曰く
”きちんとしたエリオット波動分析ほど高い予測能力と現実に対応できる柔軟性を持つ分析方法は他にないのではないか”
と確信したそうです
ぜひ一緒に学んでいきましょう!
今回は基礎中の基礎3選ということで
以下の3つについて解説します
- エリオット波動における波の大きさ
- エリオット波動の3つの基本コンセプト
- 波の分類
上から順番に参ります!
目次
エリオット波動における波の大きさ
エリオット波動における波の大きさとは次のうちどれの事だと思いますか?
①価格②『価格+時間』③時間
ほとんどの方は②『価格+時間』と思ったんではないでしょうか?
正解は①価格です
さらに言えば値幅の大きさではなく
変化率の大きさを指します
30pips上昇して上昇率5%より
20pips上昇して上昇率6%の方が
波が大きいと考えます
へぇー!知らなかった
私も初耳だったよ(笑)
だからチャートも少し工夫がいるみたいなんだ
価格の変化率を重視する
エリオット波動分析では
片対数目盛りのチャートを使用します
通常のチャートは値幅が長さとして表されますが片対数目盛では
変化率が長さとして表示されます
因みにこの片対数目盛りを使うには
トレーディングビューの【ログスケール】をクリックすると
片対数目盛りで表示されるようになります
ということで
エリオット波動の分析をするときは
ログスケールのチャートでやったほうが正確です!
エリオット波動の3つの基本コンセプト
エリオット波動は以下3つの基本コンセプトから成り立っています
- 波動形成は5波動で推進し、3波動で修正する
- 波動はフラクタル構造になっている
- 波のパターンは5つの基本波形に集約でき、バリエーションを含むそれらの組み合わせで波動が形成される
上から順に解説します
波動形成は5波動で推進し、3波動で修正する
文字に表すと急に難しく感じますが、要はよく見るあれです
(波動をカウントするときは各波の終点に書き込むのが通例になっているようなのでそのやり方に倣って図示します)
5波動で推進し3波動で修正します
これは上昇トレンドの波形ですが下降トレンドでも
基本構造は変わりません
5波動で推進し3波動で修正します
また波には推進波、修正波だけでなく
アクション波、リアクション波
という区分けがあります
詳しくは波の分類で後述しますが
この図で言うと
青文字がアクション波
赤文字がリアクション波
の波になります
波動はフラクタル構造になっている
フラクタル構造とは
図形の部分と全体が自己相似(再帰)になっているものなどをいう
Wikipedia参照
いや…むずいわ!!
簡単に言うと”全体と部分が似たような形をしている構造”ってことだよ!
つまりチャートのどの部分を切り取っても”5波動で推進し3波動で修正している”
ということです
こんな感じのイメージ
数字を〇で囲っているのが月足の波動
数字を()で囲っているのが週足の波動
数字のみが日足の波動
こう考えるとわかりやすいかと思います
さらにその下には4H足の波動…
といった具合にすべてこの波動で構成されている
つまり
チャートはフラクタルであるというのが
エリオット波動の基本的な考えです
1つ言ってもいい?
こんなきれいなチャート見たことないぞ!
当然の意見だね(笑)なぜなら私もないからな!
だからってエリオット波動は間違っていると判断するには早いよ
みんなが波動を見つけられないのは次に説明するバリエーションっていうのを理解していない事が原因だと思う
要はこの基本波形のみで構成されているわけではないってことさ
その複雑さがエリオット波動を理解するのを大いに妨げているんだよね
そうなんだ!奥が深いんだね!
めっちゃ深いよ!私も理解したから記事にしてるんじゃなくて理解するために記事にしてるから……(笑)
波のパターンは5つの基本波形に集約でき、バリエーションを含むそれらの組み合わせで波動が形成される
エリオット波動理論によると
”波動は基本的には5波動構成の推進波と3波動構成の修正波が交互に織りなす形で形成されている”と考えられています
推進波、修正波にはそれぞれパターンがあります
推進波は
- インパルス
- ダイアゴナル
修正波は
- ジグザグ
- フラット
- トライアングル
さらに
ダイアゴナル、フラット、トライアングル
には拡大型という派生が存在します
つまりエリオット波動理論では
基本的な5波形と3つの拡大型を含む計8波形で波動が形成される
と考えられています
※より厳密に言うと別のバリエーションもあります
これが大切なポイントで
どんな波動もこれら5つ(もしくは8つ)の組み合わせとして捉えることができます
まとめると
- 波動形成は5波動で推進し、3波動で修正する
- 波動はフラクタル構造になっている
- 波のパターンは5つの基本波形に集約でき、バリエーションを含むそれらの組み合わせで波動が形成される
これら3つの基本コンセプトをもとに
未来のチャートを想像してトレード(環境認識)に活かすことが
エリオット波動理論と言えます
かみ砕いていうと、波動の形は決まっててパターンも限定されるから相場の未来ってある程度予想できるんじゃね?っていうことです
ってことはこれさえマスターすれば億万長者になれそうだね!
著者曰く”マスターしてもいつでも正確な相場予測ができるわけではない”とのことだよ!
エリオット波動を学んで得られるのは
確率の高いシナリオの探り方
決して未来予知の能力ではないことは覚えておいてね!
そんなうまい話はないか~……
波の分類
先述した通りエリオット波動には
- アクション波
- リアクション波
- 推進波
- 修正波
という分類があります
専門家でもいろいろ混同して誤用しているらしく
そのくらい4つの関係性もややこしいので
できるだけわかりやすく
順に解説していきます
アクション波
アクション波とは
一回り大きな波と同じ方向
(メジャートレンド)の波のこと
ほとんどが推進波になります
先ほどの図では1.3.5.A.C
の事です
リアクション波
リアクション波とは
アクション波の流れを中断し逆方向に揺れ戻す波のこと
すべて修正波になります
先ほどの図では2.4.Bの事です
先ほどの図に少し付け加えたものがこちら
これを基にアクション波、リアクション波について
もう少し解説します
青矢印がメジャートレンドの向きです
(1)波は上昇トレンドなのでそれと同じ動き(上昇)の役割をしている
1.3.5がアクション波
その逆の動き(下降)をしている
2.4がリアクション波
になります
(2)は(1)に対する揺れ戻しの動きで全体としてのリアクション波になります
つまりメジャートレンドが下降方向になります
なので下降の役割をしている
A.Cがアクション波で
その逆の動き(上昇)をしている
Bがリアクション波
になります
また、青で囲んだところが推進波
赤で囲んだところが修正波になります
それぞれ区分けがあって
推進波と修正波は単に波の形による区分け
アクション波とリアクション波は
一回り大きな波に対する相対的な波の方向による区分けです
結局なにが言いたいのかというと
推進波=アクション波ではないですし
修正波=リアクション波というのも厳密には違うということです
ややこしいなぁ。というかこれ知って何か意味あるの?
これは波動を正確にカウントするために必要な知識だよ!
実際のチャートはこんなにきれいにカウントできないから
こういう前提を知っておけば正確なカウントができる可能性があがるんだ!
なるほどね!
推進波
推進波とは5波動構成の波で、アクション波として現れます
推進波には
- インパルス
- ダイアゴナル
の2種類があります
※推進波や修正波には
それぞれ特徴があるのですが
めちゃくちゃ長くなるので
種類ごとの特徴を
それぞれ記事にして解説していきます!
記事公開までしばしおまちください
修正波
修正波とは基本的に3波動構成で主にリアクション波として現れます
基本的には修正波は
- ジグザグ
- フラット
- トライアングル
の3種類ですが変形型を含めると
かなり多様な波形が存在します
具体的には
- 拡大型フラット
- ランニングフラット
- 拡大型トライアングル
- ランニングトライアングル
- 複合修正波
があり
特に基本型や拡大型修正波が複雑に組み合わさった
複合修正波は組み合わせによってさまざまなパターンがあります
このため修正波の動きを予測することは
とても難しくトレードの利益が上げづらい
という特徴があります
さいごに
ここまで読んでいただきありがとうございます!
本当に基礎の基礎のみ記事にしましたがいかがでしたか?
この記事をきっかけにエリオット波動に対する興味を持っていただけたり
自分で勉強したいと思ってもらえるきっかけになれば嬉しいです
次は波形の特徴の記事を1つずつアップしていきたいと思いますので
興味が沸いたらフォローや拡散お願いします!
因みにですが
私はエリオット波動をすべてきちんと数えることを目標としていません
(もちろん数えられるに越したことはないのですが…)
なのでカウントの仕方などは恐らく記事にはしないと思います
ではどう活用するかと言うと
比較的見つけやすい波動
(インパルスなど)を基準にして
次の波動がどちらの方向に動きやすいのか判断するツール
として活用したいと考えています
夢物語で終わる可能性もありますが
しっかりと勉強して手法として構築したいと考えているので
私と一緒にエリオット波動を勉強していきましょう!
改めますが
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